最近受診される患者さんの主訴にアゴがだるいや痛い・虫歯ではないのに左右両方の奥歯が痛い等の症状をお持ちの患者さんが良く来られます。そこで原因の一つである食いしばり、TCH（歯牙接触癖）についてブログを書いていこうと思います。

TCH（歯牙接触癖）の原因と症状と対処法について

TCH（歯牙接触癖）とは、歯と歯が強く接触する癖のことです。TCHは、歯ぎしりや食いしばりなどの無意識的な動作によって起こります。

•  TCHの原因
  TCHの原因は、ストレスや不安、睡眠障害、顎関節症などが考えられます。これらの要因は、顎の筋肉に緊張を与えたり、神経系に影響を与えたりして、TCHを引き起こす可能性があります。

 

• TCHの症状
  TCHの症状は、歯のすり減りや欠け、歯茎の後退、顎の痛みやこわばり、頭痛や耳鳴りなどです。TCHは、放置すると歯や顎の機能障害や美容上の問題を引き起こす可能性があります。

 

•  TCHの対処法

TCHの対処法は、以下のようなものがあります。

①マウスピースやナイトガードを装着する。これらは、歯と歯の接触を防いだり、衝撃を和らげたりする効果があります。
②ストレスや不安を減らすために、リラックス法や呼吸法、運動や趣味などを取り入れる。また、カフェインやアルコールなどの刺激物を控えることも有効です。
③睡眠障害を改善するために、就寝前に暗く静かな環境を作る、規則正しい生活リズムを保つ、スマホやテレビなどの画面を見ないなどの工夫をする。
④顎関節症がある場合は、顎のストレッチやマッサージ、温冷療法などを行う。また、硬いものや大きいものを食べないようにすることも重要です。

TCHは、自分では気づきにくい癖ですが、早期に対処することで悪化を防ぐことができます。歯科医院にて定期的に受診することをおすすめいたします。

 

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